2013年7月5日金曜日

KENYA & UAE - The Adventure 2013 ~ Masai Mara ~



THE ADVENTURE of Kenya & UAE

... Masai Mara ... 

April to May, 2013

この旅のハイライト、ケニアでサファリざんまい!の巻。







やってきましたケニア。
首都ナイロビの国際空港はご覧のとおり素朴なつくり。





ナイロビから20人乗りの超小型飛行機に乗って45分、たどり着いたのは。
ケニアが誇る野生の王国 Maasai Mara / マサイマラ 。




どでかいランドクルーザーがお出迎え。




雨季まっただなかのマサイマラ。
いたるところにぬかるんだ水たまり。




というかもうほとんど沼状態。
水陸両用レベルのランクル先生、頼りになります。





運転席には心強いマサイ族出身のガイド氏。噂通りの視力の持ち主。






動物たちは場所を変え、群れを変え、大草原を自由に生きている(ように見える)。












お散歩中のヒッポ( Hippopotamus / ヒポポトマス=カバ)。
愛らしいお尻の持ち主のヒッポだけれど、ガイド氏曰く、
彼らは " 2nd serial killer in Maasai " ( = マサイで2番目の殺人鬼 ) 。






縄張り意識の強いカバは移動中の人間を襲ってしまう、という事らしい。
マサイ族の人々はこの大草原を何時間も歩いて移動する。






もちろん旅行者は車に乗ってサファリを楽しむ。





では No.1 Serial Killer in Maasai とは一体誰?
答えはMosquito ( = 蚊 )。
気付かないほどこっそりと人の皮膚を刺し、
死に至る病気を植え付けていく蚊。
彼らはマサイの人々にとっても、恐ろしい存在。







念願だったマサイ族の村へ




すぐに入って入って! ってなる。
撮るから、撮るから! って、言われるがままにカメラを預ける。





ナオト・インティライミみたいになっちゃってる人もいますが。





鮮やかなアクセサリーや布に目を奪われる。笑顔の女性たちにも。




大人たちの部が終わったら、キッズたちの出番





最初は緊張気味に歌っていたキッズ達、だんだんテンションが上がってまいりました。




マサタカ・インティライミ、頑張っております。




最終的には鬼ごっこになって、サバンナを走り回るインティライミ。




この笑顔。





キッズと遊んだあとは、土と牛糞(!)で作るという彼らの住居を見学。
ヤギと牛の乳やウガリが主食だとか牛の血を飲むだとか等々食生活のこと、
はたまた携帯電話は村に1個だけとか、彼らのデイリーライフについて色々と伺う。





そして気付けばマサイマーケット。
さきほどの華やいだ雰囲気はもうなく、
女性達はあの鋭い目力でぐんぐんと私たちふたりを刺してくる。
出迎えてくれた時のあの笑顔、どこにいってしまったのかしら。などと思いつつ、
緊迫した空気の中、ビーズで出来たブレスレットを2つ、10ドルで買う。
買い終わった私が発した ” Oleseri ! ” ( = マサイ語でサヨナラ ) という
呼びかけに彼らの反応はなく。 むなしく宙を舞っておりました。





キッズ達は最後まではちきれんばかりの笑顔で追いかけてくる。
どうかその笑顔を大人になっても忘れないで・・などと勝手なことを考える旅行者。




マサイ族の願いは、マサイマラの大自然と動物達を守り、共に生きてゆくこと。
そしてそれはマサイマラという地を知り尽くした自分たちにしかできない事だと、

マサイ族出身のガイド氏は誇らしそうに教えてくれた。






彼らが本当はどこに住んでいて、何を糧に生きているか、私達には知る由もない。
でもどこにいても誰にとっても、生きていくというのは大変な事。






などと多少おセンチになりつつ考え込む私を尻目に
太陽は刻一刻と進み。


気付けば壮大なサンセットを見せてくれる。
小さな悩みも憧れも、すべてを飲み込むマサイマラなのでございます・・・。






STAY at Maasai Mara

マサイマラのホテル

エクスプロレアンズ ・ マラ ・ リアンタ キャンプ

マサイマラ北保護区(North Conservation Masai Mara Reserve)の
大自然のなかにひっそりと佇む大人のリゾート、Exploreans Mara Rianta camp。


" CAMP " と名のつく通り、リゾートはレストランからスパにいたるまでテント風の造り。




エントランスから広がる、サファリシックなインテリア



光あふれるロビーホール





ナチュラルな風合いの、静かなダイニングエリア









ダイニングエリアに限らず、どこも静か。誰もいない。
というか本当に誰もいなかったのです。
この時このリゾートに泊まっていたのは、なんと私達2人のみ。




メインテントから続くこの橋をわたって。









Room NO. 14 





緑の中にひっそりとたたずむマイテント



世界の旅人、中田英寿氏のドキュメンタリーにて、
「その日、彼はサファリを見渡すアフリカの高級リゾートにいた--- 」 というナレーションのもと、
飄々とした彼の姿と共に映し出された超シックでウッディ―でモダンな " サファリ・リゾート " に
若かりし私が衝撃を受けたのはもう何年前のことでしょうか。

あの日以来、サファリに行ってみたい!高級テントに泊まってみたい!と憧れ続けてきました。

やっと来たよ!テントリゾート。




まず目に入るのは広々としたテラス。目の前にはマラリバー。





もちろん入口にはしっかりとしたモスキートネット。





横長のテントの、向かって右はベッド&リビングエリア



クラシックだけど、木の温かみを感じるコーディネート。
シンプルなフレームのベッドがおしゃれ。



サファリ感をびんびんに醸し出す、ベッドサイドのスタディデスク




ベッドの左手にバスルーム。





バスルーム全景①
右手がトイレ(トイレには、かろうじてドアがある)。
左手がシャワー(シャワーには、ドアどころか壁がない)。
正面に私が映っているのはご愛嬌。



バスルーム全景②
唐突なバスタブ。
フルオープン、まさにすべてがフルオープン!




正直、最初はとまどう。この開放感。






一切隠れるスペースのないシャワーエリア。





でも、すぐ慣れた。
夜は真っ暗だし、昼間だってこのフルオープンな景色の先には
マラリバーとカバしかいないのだ。






バスタブの横には、マサイの真っ赤な布を引いたサイドテーブル





到着した私達を迎えてくれる、ウェルカムシャンパン




早速テラスで乾杯をば。






ウェルカムフルーツを並べて、マラリバーを眺めつつシャンパンブランチ。
マサイに乾杯! 
青空や大自然にも乾杯。
無事にここまで連れてきてくれたケニアエアウェイズにも乾杯だし、
旅行中に愛犬を預かってくれる両親にも乾杯。

そして素晴らしきゴールデンウィークにも。

もちろんゴールデンウィークをくれた会社にも!






A Day at a Safari


ケニアにあまたあるサファリのリゾート。
宿泊費の中にGame Drive( 野生動物を見るためのガイド&運転手つきのドライブ)と
Full board ( 朝昼夜の3食 ) が含まれているのが一般的。

なので、ここでは誰もが「 のみほーだい、たべほーだい、やりたいほーだい 」な
王様ライフになるのは必然的。

加えてアウトサイドでは野生動物に出会う危険性も高いので、
どこに行くのにもスタッフに送り迎え頂く始末。

贅沢とは一言でいってもその価値観はさまざまで、
多種多様な贅沢がこの世の中にはあるんだろうとは思うんだけど、
自分一人では命さえ危ない場所で、
当然のごとく誰かの助けを享受しながらのびのびと生きていくのって
これは相当な贅沢なんじゃないか。
などと私は今回の旅で思ったのです。

私にとっては史上最高の贅沢だな・・とまで思った
ケニアでのサファリライフ、 とある1日をご紹介いたします。



おはようございます。モーニングドライブのため、早朝5時に起床。
前日のリクエストどおりの飲み物とスモールスウィーツを持って、
バトラーが超笑顔で起こしに来る。



朝もやの中、ガイド氏の待つエントランスへ急ぐ。




モーニングドライブ中にサンライズ












今日も良い一日になりますように。






サバンナを走る動物たちのおしりに、
愛犬ヴーヴの面影をみつけてちょっと寂しくなってみたり





子育て中で気のたっているゾウに威嚇されたりして、
2~3時間のモーニングドライブは終了





雨季のゲームドライブはぬかるんだ泥との戦い。
ドライブの後のランドクルーザーの姿はすがすがしいほどに泥だらけ。





モーニングドライブを終えると、ダイニングでは朝食のセッティング





デイタイムはのんびりタイム。
テントでくつろぐもよし、プールでまったりもよし。




リゾートの隣を流れるマラリバーはヒポポの生息地






大きいのも小さいのも重なり合って、
のんびりくつろぐヒッポ達の姿は平和そのもの





プールサイドでくつろいでいたら、
リバーを見渡すプールサイドにランチのセッティングが。





ブレッドバスケットのナプキンも、もちろんマサイ柄







もしくは、ある日のランチはサバンナで。





大きな木とまぶしいほどの青空の下。





マサイなテーブルマットと、ランチボックスの中には3人分のごちそう。















ごちそうに釣られて動物が来たらどうするんだろう?という疑問はさておき、
サバンナでも乾杯!






アフタヌーンドライブは冷えた飲み物と共に。
ケニアでは人気の BITTER LEMON





マサイマラはライオンの生息数がケニア1だそうで、
確かにオス・メス共によくお会いしました。




このこざっぱりしたほうがメス。狩りをするのもメス。
ライオンは夜行性なので、昼間はの~んびりするんだそうです。




のんびりしすぎの百獣の王。





ドライブから帰ってくると、テントがすべて降ろされていて
リゾートはすっかり夜の雰囲気。











まずはバーで1杯







バーテンダー(マサイ柄のチェックが可愛い)に今日の戦果を報告しつつ。






「小さい頃、自分の村に観光客が遊びに来るたび歌ったり踊ったりさせられて嫌だった」
という、マサイ出身のバーテンダー氏の嘘偽りのない発言にちょっとホッとしたりして。




そろそろディナーはいかがですか?というスタッフに連れられてディナータイム。
ジラフ柄のサービスプレートの可愛さと言ったら!





暗闇の中、マサイの布をまとったスタッフにマイテントまでお送りいただきつつ。




In the Jungle, the mighty jungle, the human nature sleeps tonight・・・・
夜をむかえたら、あとは静かに寝るだけ。





ターンダウンしたベッドには湯たんぽのサービス。
日中はプールに入れるぐらい真夏なマサイマラも、この時期の平均最低気温は17度。
夜は結構寒い。





ミネラルウォーターにもマサイ柄。
動物たちのさざめきを感じながら、おやすみなさい。





Safari etc. 



その1。毎晩ベッドサイドに飾ってあった手作りのアニマルたち。
日々1種類ずつ増えていって、こんな小さなサファリができました。





その2。 グルメ at Exploreans Mara Rianta






その3。 サファリの必需品。
雨や泥にまけない靴。
数年愛用しているColumbia のパッカブルブーツ(左)は、
ホテルの女性スタッフにもうらやましがられたすぐれもの。





記憶にも記録にもしっかり残すために。
カメラと双眼鏡は1人1個ずつ。





米軍御用達の最強虫よけクリーム、ULTRATHON ( ウルトラソン )は、
出発前に e-bay で大量買い。







その4。 サバンナで頑張るインティライミ。







長いようであっという間だったサファリホリデー。
オンシーズンはサファリカーで渋滞が起きるというこの観光地で、
こんなに静かにサバンナを独り占めできたのは、すごいことなのかもしれない。

その分、出会える動物の数は少ないのがオフシーズンというもの。

いつかはマイグレーション(草食動物の大移動)の時期に来て
数千頭の動物の群れがサバンナを駆け回るのを見てみたい。
肉食動物の真剣な狩りを見てみたい。

夢は広がるばかり。

いつかまたこの地を訪れる日が来ることを祈りつつ。








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